2012年4月14日土曜日

空と海が交わるあたりに...




高校生時代、
うまくいかなくて、不安な気持ちになるときは
近くの海岸へ行き、水平線をただ、眺めた。






海は、


人間みたいにやさしい言葉や慰めなんてしてくれない。
ただ、何も言わずにそこにいてくれる。










私には、それだけでよかった。







東京にも、そんな場所を見つけられるといいな。













2012年2月12日日曜日

かなしみ


時々、青い空を眺めていると思い出すのは、
谷川俊太郎さんの「かなしみ」。








「かなしみ」



あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもない落とし物を
僕はしてきてしまったらしい



透明な過去の駅で
紛失物係の前に立ったら
僕はよけいに悲しくなってしまった






谷川俊太郎